スクラムフェスニセコ 2024 × 「ワーキングアグリーメントをつくる」|レゴ®シリアスプレイ® メソッドと教材を活用したワークショップ
2024年11月1日・2日、北海道・ニセコで開催された「スクラムフェスニセコ 2024」に参加し、
レゴ®シリアスプレイ®(LEGO® SERIOUS PLAY®)メソッドと教材を活用した、“ワーキングアグリーメント(チームの働き方やコミュニケーションのルールをメンバー全員で合意するための約束事)”をテーマにしたワークショップを実施しました。
概要
「スクラムフェスニセコ」は、ソフトウェア開発に携わるエンジニアやプロジェクトマネージャー、デザイナーなどが全国から集まり、“より良いチーム・より良い働き方”を考える参加型カンファレンスです。
今回のセッションでは、参加者同士がLEGO®ブロックを使って、
理想のチーム像や仕事の進め方を表現しながら、ワーキングアグリーメントを可視化しました。
ワークショップの様子
セッション冒頭では、テーブルごとにブロックを囲み、自己紹介を兼ねたウォームアップからスタート。
普段の開発現場やチームの特徴を語りながら、それぞれの理想とする“働く姿”を形にしていきました。
次第に各チームで、「同じ方向を向く」「相互尊重」「信頼を築く」など、チームの文化を象徴するミニモデルが次々と生まれました。
セッションの最後には、Fun / Done / Learn のフレームを活用したふりかえりを実施。
(※Fun / Done / Learn とは、「楽しかったこと(Fun)」「できたこと(Done)」「学んだこと(Learn)」を整理するふりかえり手法です。)
参加者からは「チームの価値観を形にできた」「遊びながら本質を語れた」など、ポジティブなコメントが多く寄せられました。
ファシリテーションの意図と学び
今回のワークショップでは、“チームの関係性を見える化する” ことを重視しました。
レゴ®シリアスプレイ®は、対話やふりかえりを支える“共通の思考ツール”として非常に有効であり、参加者全員が主体的に意見を出し合う構造が自然に生まれました。
また、ワーキングアグリーメントという抽象的なテーマに対しても、ブロックという具体物を介して語り合うことで、「自分たちのチームの強み」「今後取り組みたい改善」など、言葉にしづらい部分まで掘り下げることができました。
今後の展望
今回のスクラムフェスでは、レゴ®シリアスプレイ®のアプローチを“チーム文化づくりの一手法”として体験的に紹介しました。
今後もLEAP ARROWSでは、スクラム開発・組織づくり・ファシリテーションの現場と連携しながら、“共創を促す対話設計”の実践を広げていきます。
また、IT・教育・地域など、異なる分野のチームが「創造的に働く」ための支援活動を継続していきます。