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一般社団法人サステナの森「サステナの朝活」にて「サステナビリティな習慣化」をテーマに話題提供をしました
「一般社団法人サステナの森」様からお声がけいただき、同団体が主催する「サステナの朝活」にて、「サステナビリティな習慣化」をテーマに、オンラインで話題提供をしました。
本イベントは、サステナビリティをテーマに様々なトピックについてを考える朝活企画です。
今回は「個人の習慣化」を切り口に、行動が続かない背景にある脳の仕組みについてお話ししました。

なぜ「習慣化」をテーマにしたのか
サステナビリティという言葉は、理念や方針として語られることが多い一方で、
日々の行動にまで落とし込むことの難しさも感じられます。
そこで今回は、「正しさ」や「意識」ではなく、
人はそもそもどういう仕組みで行動しているのか
という視点から、習慣化を捉え直しました。
習慣化が続かない理由を、脳の仕組みから考える
多くの場合、習慣化がうまくいかない理由は「意志が弱いから」「忘れてしまうから」と捉えられがちです。
しかし実際には、人の脳は変化そのものを避け、現状を維持しようとする性質を持っています。
今回の話題提供では、
・なぜ新しい行動は定着しにくいのか
・なぜ一度元に戻ってしまうのか
といった点を、脳の特性を踏まえて整理しました。
個人の習慣化と、組織変革の共通点
この「変化を避けようとする構造」は、個人の習慣化だけでなく、
組織変革やカルチャー変容にも共通しています。
企業内でも、部署単位やチーム単位で
「やり方を変えよう」「新しい取り組みを始めよう」とすると、
意図せずブレーキがかかる場面を目にすることがあります。
それは反対している人がいるから、あるいは意欲が低いから、というよりも、
これまでのやり方や役割分担、評価のされ方に慣れた状態から
無意識に現状を守ろうとする力が働くためです。
脳はサボる

行動を変えようとすると、無意識の抵抗が生まれる。
これは個人だけでなく、部署やチームといった小さな組織単位でも自然に起こる反応だといえます。
だからこそ必要なのは、気合いや号令ではなく、
小さく・安全に・続けられる形で変化を設計することです。
脳は忘れる(エビングハウスの忘却曲線)
※記憶や行動が定着しにくい理由を示す代表的な考え方の一例

個人と組織、スケールは違っても、変化の前提条件はよく似ている。
そんな視点を共有する時間となりました。
当日の対話を通じて見えてきたこと
当日は、参加者の皆さまから
「わかっていても続かない理由が腑に落ちた」
「組織でも同じことが起きていると感じた」
といった声もあり、個人と組織を行き来しながら考える時間となりました。

おわりに
ご参加いただいた皆さま、そしてこのような機会をお声がけいただいた
一般社団法人サステナの森 様に、心より感謝申し上げます。
サステナビリティを一過性の取り組みで終わらせず、
行動として定着させていくために、
今後も人と組織の特性を踏まえた取り組みを続けていきます。
掲載画像は、参加様の許諾を得て使用しております。