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title: 「世界一愛されるチーム」はどうつくられるのか ― 北海道日本ハムファイターズ 木田優夫GM代行 特別講演会レポート
description: 北海道日本ハムファイターズの「世界一愛されるチーム」を軸に、ビジョンが実際の行動や環境設計へ落ちていく仕組みを考察。スポーツの現場に見る学びを、アジャイル組織や企業の組織開発に応用できる視点でまとめています。
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 2025年12月08日

# 「世界一愛されるチーム」はどうつくられるのか ― 北海道日本ハムファイターズ 木田優夫GM代行 特別講演会レポート

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先日、「木田優夫GM代行 特別講演会」に参加しました。   
テーマは、「ファイターズが目指す 世界一愛されるチームについて」

## ![北海道日本ハムファイターズの木田優夫GM代行が、講演会で椅子に座りマイクを持って話している様子を、会場の参加者越しに撮影した写真。](https://leap-arrows.co.jp/hs-fs/hubfs/post/2025/12/post_20251208_1.png?width=920&height=690&name=post_20251208_1.png)

※本記事に掲載している写真は、木田さんご本人の了承を得た上で掲載しています。

プロ野球チームという、結果がはっきり数字で可視化される世界で、 「世界一愛されるチーム」を掲げるとはどういうことなのか。   
そして、そのビジョンをどのように現場のマインドセットや制度・環境に落とし込んでいるのか。

組織開発・人材開発・アジャイル支援に携わる立場として、   
この講演はまさに「生きた組織開発のケーススタディ」だと感じました。

##  1. ビジョン：「世界一愛されるチーム」とは何か

講演の中で何度も印象的に語られていたのが、 栗山英樹前監督のビジョンです。

>  「世界一愛されるチームになりたい」

ここでポイントだと感じたのは、 このビジョンが単に「北海道のファンから愛される」だけに留まっていないことです。

- 北海道のファンに愛される 
- 日本中の野球ファンに愛される 
- さらには、世界中の野球に関わる人たちから愛される

そのようなスケールで、「世界一愛されるチーム」というゴールが語られていました。  
さらに、このビジョンは次の一言に落とし込まれています。

> 「世界一愛されるチームとは、世界一愛される選手の集合体である」

だからこそ、木田さんは現場の選手たちに対して、

> 「世界一愛される選手になってほしい」

と伝えているそうです。

ここでの「愛される」は、 単なる人気者になることでも、外向きのイメージ戦略でもありません。   
講演の中で語られた数々のエピソードから見えてきたのは、むしろ「あり方」としてのプロフェッショナリズムでした。

## 2. 「愛される選手」の条件：マインドセットと行動

### 2-1. 自分がどう見られているかを意識し続ける

長嶋茂雄さん、明石家さんまさんの名前が何度も登場しました。  
共通しているのは、

- つねに「自分がどう見られているか」を意識していること 
- その上で、ファン・観客・視聴者がどう感じるかを大切にしていること 
- コメント一つ、振る舞い一つにまで、丁寧に意味付けをしていること 

「長嶋茂雄は、長嶋茂雄たる行動をしている」 という言葉が印象的でした。

これはビジネスの世界に置き換えれば、 リーダーやマネージャーが「自分のふるまいが、チームにどう映っているか」を常に自覚している状態とも言えます。

### 2-2. ライバルではなく、チームメイトとしてのスタンス

プロ野球は厳しい競争社会です。しかし木田さんが強調していたのは、

- 「ライバル」ではなく、「チームメイト」であるという認識 
- 誰かの失敗を願うのではなく、心からチームの勝利を願うこと 
- ベンチにいるときも、誰よりも前に出て声を出し、仲間を応援する姿勢 

という、チーム志向のマインドセットでした。  
メジャーリーグでの経験として紹介されていたのは、

- どんなスーパースターであっても、チームのために動けない選手はロッカールームで信頼されない 
- 逆に、ベンチから誰よりも声を出し、 仲間にポジティブなフィードバックを送り続ける選手は、 周囲から深く愛され、チャンスも巡ってくる 

という、非常にリアルな現場の空気感です。  
ここには、「個人の成果」よりも「チームの勝利」を優先するという、   
プロフェッショナルとしての価値観がはっきり表れています。

### 3. 環境・制度のデザイン：選手のコンディションとファン体験の両立

講演では、選手のマインドセットだけでなく、 それを支える環境・制度の話も多く語られました。

### 3-1. 従業員満足度の視点で設計された環境

エスコンフィールドのケータリングやロッカー環境の話は、 完全に「従業員満足度」を意識した設計だと感じました。

- いつでも食事とケアができるケータリング環境 
- 動線を含めたロッカー・トレーニング環境 
- 試合前後のコンディション維持を前提としたオペレーション 

これはビジネスで言えば、「メンバーがパフォーマンスに集中できるように、 組織側が制度と環境を整える」  
というサーヴァントリーダーシップの実践です。

### 3-2. 試合結果を超えた「ファン体験」のデザイン

もう一つ印象的だったのが、「ファン体験」の捉え方です。

- 勝つことは最大のファンサービスである 
- しかし、1年間戦っていれば負ける日もある 
- だからこそ、たとえ負けた日でも「エスコンに来てよかった」と思ってもらえる体験価値が必要 

という話がありました。

つまり、

- 試合結果（アウトプット）だけではなく 
- ファンが持ち帰る体験（アウトカム）をデザインする

という視点が、明確に共有されているということです。

### 4. アジャイル組織としてのファイターズ

アジャイル開発や組織開発の文脈で見ていくと、 ファイターズの取り組みは「スポーツ版アジャイル組織」として捉えることもできます。

### 4-1. ビジョンをプロダクトビジョンとして扱う

- 「世界一愛されるチーム」という明確なビジョン 
- 「世界一愛される選手」という単位にまで分解されたゴール

これはプロダクト開発で言うところの、

- プロダクトビジョン 
- ユーザーストーリー／行動特性

に相当します。

### 4-2. マインドセットと環境の両輪

- 選手のマインドセット（チーム志向・ファン志向） 
- それを支える環境・制度（ケータリング、ロッカー、球場体験）

という両輪でアプローチしている点も、 アジャイルな組織づくりと通じるものがあります。

### 4-3. 顧客（ファン）との共創

- ファンを「結果の受け手」ではなく、価値共創のパートナーとして捉える 
- 球場体験を含めたフィードバックを踏まえ、環境をアップデートしていく 

これは、アジャイル開発における、

- 顧客と対話しながら価値を共創する 
- 小さな仮説検証を繰り返しながらプロダクトを進化させる 

という考え方とほぼ同じ構造に見えます。

### 5. ビジネス組織への示唆：世界一愛される「チーム」とは何か

今回の講演を通じて、 ビジネス組織に対して特に強く感じた問いは、大きく3つです。

- 1. **自社のビジョンは、「行動レベル」まで翻訳されているか？ ** 
    -  「世界一愛されるチーム」→「世界一愛される選手」という分解 
    -  さらに、その行動特性がエピソードを通じて具体化されている
- 2. **個人の成果とチームの勝利、どちらが優先されているか？** 
    - 評価制度・フィードバックの現場はどうなっているか
    - 「ライバル」ではなく「チームメイト」としての関係性を設計できているか
- 3. **メンバーのパフォーマンスと顧客体験を同時にデザインしているか？**  
    - 従業員満足度と顧客満足度を別々に扱っていないか 
    - 両者をつなぐ「場」「制度」「オペレーション」は設計されているか

プロスポーツの世界は、勝敗という「分かりやすい指標」に目が行きがちです。   
しかし、今回の講演から浮かび上がったのは、

> 勝ち続けるためにも、   
> 愛され続けるためにも、   
> チームの在り方と環境づくりが不可欠である

という、非常に本質的なメッセージでした。

### おわりに：プロスポーツから学ぶ組織開発

現場（選手）、フロント、メジャーと日本、ファンと地域社会そのすべてを横断してきた方ならではの視点は、 一つひとつの言葉に重さとユーモアが同居していました。

LEAP ARROWSでは、 今回のようなスポーツのケースも取り入れながら、

- ビジョンの再定義と行動レベルへの翻訳 
- アジャイルなチームづくり 
- 従業員体験と顧客体験をつなぐ組織開発・人材育成

といったテーマでの支援を行っています。

今回のようなスポーツの事例からも分かるように、“ビジョンが行動に翻訳され、チームの在り方として機能していくプロセス”には、  
業界を問わず多くの共通点があります。  
LEAP ARROWSでは、LEGO® SERIOUS PLAY®や対話の場を通じて、自社らしいビジョンづくりや、その言語化・意味づけを支援しています。

組織の「ありたい姿」や「共通言語」を見直したいなど、ビジョンづくりに関心をお持ちの方は、気軽にお声がけください。

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